2020年10月27日
薬剤のプロでも患者さんにとっては信頼できるか否か、判断するのはコミュニケーション能力です。技術者にとっては生活するために働くのですが、患者さんは技術料に不満があるため、そうした目線で対処できるスキルも必要になるようです。
薬剤業務に関して、また、患者さんから見た薬剤技術料に関して、双方で高い・安い、といった誤差があるようです。調剤報酬の技術料は薬局の規模であったり、設備によって違います。基本は、調剤基本料と調剤の技術利用者となる調剤料、そこに各種の加算があるわけです。
患者さん側から指摘されることもあるのは、処方箋を持って行く薬局によって、支払額が違うという点で、クレームとまではいかなくとも、患者さん側とのトラブルも少なくありません。
ですから、調剤業務だけをこなすより、患者さん目線で説明や対応、対処ができる薬剤師が今は求められている話しです。
地域に密着した薬局を目指す求人情報も多数あります。これなら、どの地域にお住まいでも、積極的に面接に臨めるでしょう。大型病院の門前薬局は都心に多い傾向ですが、1日の処方箋枚数に着目してから面接を受けるかを考えても遅くはありません。
処方箋の枚数イコール忙しさに繋がりますし、それだけ患者さんと接する機会があり、接客業務によるトラブルも少なくありません。また、大型病院となるなら、外来調剤のみならず、在宅訪問も担っているはずです。
住み慣れた自宅での療養生活を望む声が増える一方で、在宅医療の診療報酬(調剤料)は、徐々に複雑化している話しです。医療機関の種類や、在宅医療を受ける患者さんの状況によって、点数が細分化されていますから、悩ましいところでしょう。
保険調剤薬局・売店経営をしている大型病院もあるでしょうし、薬剤師にとっては、働きやすい調剤室として充実した調剤設備が整っていることが快適に働く上での理想と口にするようです。また、求人内容でチェックすべきは、1年未満の離職率です。
開示されていないようなら、問い合わせて提示してもらいましょう。今は、24時間体制で薬剤投与に携わる必要があったり、緊急性による往診に付き添うことがあったり、定期的な訪問診療も提供されています。
医師や看護師だけが多忙ではなく、患者さんの痛みを和らげるのはどうしたって鎮痛薬などの薬剤ですから、薬剤師も多忙を極めることになる可能性大です。