2020年10月19日
資格を取得しておくと、就職や転職の面で有利になりますが、特に国家資格は一度取得しておくと転職も復職もしやすいといわれています。ここからは、医療関係の資格でも特に人気の高い薬剤師の仕事内容や働き方について書いていきます。
病気や怪我をしたときは治療をしますが、治療には薬はとても役立つ存在です。医療機関で処方を受ける場合もありますし、比較的軽い症状であれば医療機関に行かずに、薬局やドラッグストアで市販薬を購入することもあります。
このときも、症状に合う薬を選ぶこと、そして正しい使い方を守ることが大事です。間違った選び方をすると、良い改善を得ることはできなくなりますし、多くの量を飲むなど間違った使い方は、かえって体に負担をかけることになります。
薬を選ぶときや、飲み方で悩んだときは専門家のアドバイスを受けられるとより安心です。薬の専門家として活躍するのが薬剤師で、病院などの医療機関はドラッグストア、調剤薬局などが主な勤め先です。
薬剤師が活躍できる職場でまずあげられるのが調剤薬局です。調剤薬局は医師の処方箋をもとに薬の調剤を行う薬局です。調剤の際には、医薬品を調合するだけではなく、医師の書法内容が適切であるかどうかも確認していきます。
患者の過去の薬歴を調べることもありますし、複数の薬を飲む場合は、相互作用なども確認する必要があります。それゆえ、調剤薬局で働くには、薬についての豊富な知識が必要になりますし、正確さも求められます。
このほかには、患者への服薬指導も行うことになりますので、コミュニケーション力も求められます。勤務時間は朝から夕方までというところが多く、夜勤はほとんどありません。
薬の専門家活躍する場所では、病院も有名です。調剤薬局と同じように医師の処方箋をもとに薬の調剤をし、患者への服薬指導も行います。病院では、点滴や注射の用意も行いますし、抗がん剤など、調剤薬局では取り扱わない薬も取り扱うことになります。
より多くの薬を取り扱うことができますので、スキルアップにもつながります。調剤薬局やドラッグストアでの勤務ではかかわることのできない、チーム医療に参加できることもメリットといえるでしょう。
薬局やドラッグストアの場合、夜勤はほとんどありませんが、病院では夜勤があることは理解しておきましょう。