森下の万能薬剤師の転職リポート

2020年09月01日

希望に合った勤務先を見つけて快適に働きましょう

薬剤師は、病気の治療などに欠かせない薬剤を取り扱う専門職です。国家試験に合格すれば活躍することができ、病院や調剤薬局、ドラッグストアの他、製薬会社や行政機関など、様々な場所で働くことが可能です。仕事の内容は勤務する施設によって大きく異なりますので、どのような仕事をしたいのかを十分に考えた上で、就職先や転職先を選びましょう。

活躍できる場所がたくさんあります

高齢化が進んでいる今、社会環境の変化もあり、薬剤師の仕事にあらためて注目が集まるようになりました。国家試験を受けて合格し、免許を取得すれば仕事ができますので、やりがいを感じることができる仕事に就きたいと考えているときは注目してみましょう。

また、こちらの仕事の魅力は、様々な場所で勤務できるという点にもあります。病院をはじめとして、調剤薬局やドラッグストア、製薬会社など、活躍できる場所は実に幅広いです。ここで頭に入れておきたいのは、それぞれの勤務先によって仕事内容が異なるということです。

まず、病院に勤務すれば、調剤業務の他、病棟業務も行うことになります。病棟業務は、入院している患者に服薬指導を行うのが基本です。既往歴や副作用の有無といった状況をヒアリングし、これから服用する薬剤の説明を行っていきます。

さらに、治療中は薬剤を正しく服用できているかを確認し、その情報を医師や看護師と共有していきます。

調剤薬局も人気の勤務先の一つです

調剤薬局に勤務すれば、調剤業務と服薬指導、薬歴管理を行うのが主な仕事になります。医療機関と連携を取りながら仕事を進めていきますが、他の勤務先にはないやりがいを感じられると言われています。

たとえば、患者一人ひとりとコミュニケーションを取りながら、正しく薬剤を服用できるように服薬指導ができます。既往歴や副作用歴を確認する他、生活習慣などをヒアリングして、一人ひとりの状況に合ったアドバイスをしていきます。

患者と直接話をする機会があるため、感謝の言葉を聞けるなど、やりがいを感じやすいと言われています。もちろん、調剤業務では正確性だけではなく、スピーディーな処理能力も求められることになるため、持っている薬剤の知識や培ってきた経験を存分に活かすことも可能です。

また、調剤薬局は正社員だけではなく、パートの求人も充実しているため、都合のよい時間帯だけ勤務したい人にも適しています。

やりがいを感じる仕事ができます

ドラッグストアで勤務する場合、店舗によって仕事の内容が異なります。まず、調剤薬局を併設している店舗では、調剤業務と服薬指導、薬歴管理を行うことになります。また、調剤薬局がない店舗では、来店客に最適な市販薬を選ぶアドバイスを行う他、商品の陳列、レジ打ちなど、店内で幅広い仕事をこなすことになります。

そしてもう一つ注目したい勤務先は、製薬会社です。製薬会社に勤務すれば、医療機関で使用される薬剤の研究や開発に携わることになります。さらに、製造した薬剤に関する情報を医療機関に提供するといった仕事も行います。

また、製薬会社では治験コーディネーター(CRC)を募集することもあります。治験をスムーズに行うために調整するのが主な仕事で、やりがいを感じられると言われています。製薬会社に勤務すると、病院や調剤薬局、ドラッグストアとは違った仕事を行うことになりますので、求人に応募するときは頭に入れておくとよいでしょう。

アーカイブ