2017年04月16日
今いる職場を変わるにあたっての理由は人それぞれ違いますが、給料をもっと多くもらいたいというのは、人が働くにあたって大きな動機であり、モチベーションになるのは間違いないでしょう。それは、国家資格を持った人も同じです。
国家資格を持っている薬剤師は、医薬分業が進み、さらにはしっかりと定着したこともあって、病院、調剤薬局、ドラッグストアなど、さまざまなところで必要とされるようになりました。売り手市場であることは間違いないので、働き場所の選定も自由に行えるのが特徴だといえるでしょう。法律で一定人数をおかなくてはならないと決められている今、資格を持っていることが最大の武器となって雇用先を自ら選別することができます。これは、有資格者であるが故にできることですので、資格を持っている人は大いに役立たせたいところでしょう。そうすることが多くの収入につながってくるのは間違いないといえます。
一般的に収入が多くなっていく職場の順として、病院、調剤薬局、ドラッグストアという並びになると考えられています。病院がもっとも少ない収入になる要因として、院外処方が定着したことが挙げられるのは、おそらく間違いないでしょう。病院の薬局で処方される薬はよほど特殊なものか、時間外や休日にやむを得ず出される分だけです。そのため、薬剤師の仕事も医療との連携にシフトしています。調剤というメインの仕事を行う調剤薬局の仕事の求人がもっとも多く、また、頑張り次第では高給も実現できるこの職場は、選択する先も多くあることから、自分に合った職場をじっくりと吟味して探したいところです。ドラッグストアも調剤薬局を併設していることがありますので、市販薬の取り扱いにも対応することで、より収入を増やすことができます。
薬剤師という資格を持って転職をする以上、病院、調剤薬局、ドラッグストアの三つの候補のどこを基準にして選択するかがもっとも大きな問題です。転職の理由が今よりもっと高給取りになりたいということであれば、この並び順に職場を変わっていくことが、給料アップにつながるともいわれています。実際のところは、会社や職場の労働条件や環境によって残業代の有無が発生したりと、高給取りを狙うにしても実情は入ってみないことにはわかりません。替わってすぐに、こんなはずではなかったと次を探すのもいいですが、頻繁な転職はいくら国家資格保持者でもマイナスになりますので、ある程度辛抱も必要です。