森下の万能薬剤師の転職リポート

2020年05月30日

薬剤師の紹介予定派遣の利点と留意点

紹介予定派遣とはどういう働き方かということは、たくさんの薬剤師が感じられる疑問点のようです。現状この働き方についてよく理解している人は少数ですが、現実的にはメリットいっぱいのワークスタイルとなっています。

ワークスタイルの主な特徴について

この働き方は、契約の締結終了後に会社組織とダイレクトな雇用契約にスイッチすることを前提条件として、3〜6か月非正規社員として働いて、当人と企業の双方の意見の合致があれば正規スタッフとなるシステムのことです。

一口で言いますと、正規スタッフを体験するというところでしょう。いまひとつなじみのないワークスタイルかもしれませんが、現実にはけっこう有益性も少ないとは言えません。

自身で職場が合うか確かめられる

メリットはやはり非正規雇用者としてひとたびその企業で活動し、自分にピッタリかどうか確かめられるというポイントです。勤務場所の対人関係や業務の内容など、どれほど話に耳を傾けても百聞は一見に如かずというように自分自身で実践しないことにはわからない箇所も少なくありません。

そういったところを実体験しながら、現実的にこの勤め先で業務につくのかを考え細心の注意を払ってはっきりさせることが出来るのがなによりのメリットだと言っていいでしょう。おのおのの求人毎に必要な条件や相場などは若干異なりますが、原則として必ず会社組織との直接雇用にチェンジないといけないということでもないので、仕事場には何ひとつ問題がないけど派遣で仕事し続けたいと望めばその可能性だってあります。

正社員になれるかどうかの確認が重要

入社した後一定期間を過ぎた後に、両方の合意があれば直接雇用となるので必ずしも正規雇用社員になることが保証されているということではありません。それに加えて、正規雇用社員になることで非正規雇用者という形で受けていた福利厚生は受けることができなくなってしまいますので、条件そのものによっては今まで以上に待遇が悪化するかも知れません。

また、直接雇用イコール正規雇用職員ではないといえます。会社によっては正規雇用社員としての直接雇用ではなく、有期契約労働者やアルバイトなどの雇用システムの場合もあります。近い将来正規雇用社員での雇用を目指しているなら、あらかじめきちんとカウンセラーへ相談しておいた方が良いでしょう。

正規雇用社員で勤めたいことや給料や福利厚生待遇に関係することは、入社する前の面接などよりも更新のタイミングで折衝してもらった方が良い可能性もあります。こういった部分のネゴシエイションは担当しているカウンセラーに要請した方がリズム良く進行します。

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