森下の万能薬剤師の転職リポート

2020年02月12日

取得すれば高度な知識を持つ証となります

認定薬剤師を目指す場合、一定の期間研修や実技などのプログラムを受けます。単位を取得したら特定の分野に特化した知識や技術を持っていることを証明する資格を取得します。近年では高度な知識や技術が求められるようになりました。そのため、人気のある資格となり取得希望者は年々増加しています。

お金と手間をかける見返りはある

講義を受ける必要があるので時間の確保は課題となります。また、取得のために数万〜数十万のお金もかかります。有効期限があるので数年ごとの更新が必要です。簡単に取得できないハードルの高いものと言えます。しかし、取得するメリットはいろいろあります。

持っているということはいわば薬に関する最新の知識と専門性を知る証となります。いわば高度な肩書きとして認められているのです。医療機関のスタッフや患者さんに対して特定の専門分野に精通していることは自分自身に有利となります。

クリニックや病院に勤めていれば医師や看護師からの信頼度も高まるでしょう。取得するには認定団体が定めた様々なプログラムを受講することになります。医療従事者に一員として常に専門的な知識を持って高いレベルの仕事に携わればやりがいにもつながります。

仕事の幅も広がり更なるスキルアップも行えます。職場にもよりますが持っていると専用の手当や昇給の可能性があります。年収が上がるケースもあります。もし転職活動する際も持っていると大きなアピールポイントになるでしょう。

多くの病院や薬局が取得を推奨しています。

申請して必要な単位を取得していく

取得するにはまず申請に必要な研修手帳を入手します。研修手帳では研修の内容を記録したりシールを張り付けます。記録を残す重要なものなので大切に保管しましょう。手帳は公益財団法人日本薬剤師研修センターに申し込みます。

手帳を入手したら研修プログラムに参加しましょう。集合研修・実習研修、グループ研修、特別講座研修、通信講座研修、自己研修と5種類の単位を取得しなければいけません。計画的に研修を受けて決められた単位を取得します。

プログラムに参加したら、シールを手帳に貼付し、研修内容を記録します。必要な単位取得数は認定する団体で異なります。単位をすべて取得したら認定手数料を振り込み、必要書類を提出して申請を行います。

認定されると認定薬剤師証が発行されます。

どれを選択しても長期的なメリットは大きい

資格は多くあり、比較的メジャーなものでも20種類以上あります。団体も10種類ほどあり、それぞれに規定があります。研修内容・費用・必要な条件や期間も異なるのであらかじめよく確認しましょう。数年ごとの更新が必要なので常に努力を続けることになります。

しかし、保有していれば、最新の知識を学び続けられて実務レベルの向上にもなります。どれを取得しても自身のスキルアップに確実につながります。自分がどんな分野のプロフェッショナルを目指したいのかを考えて取得を目指してください。

アーカイブ