森下の万能薬剤師の転職リポート

2019年12月26日

合格後に使っていなければどうなるのか

免許などは更新が必要とされ、長らく使っていなければいつの間にか無効になっていたりします。薬学部卒業時に国家試験に合格したものの特に手続きをしていない人がいるでしょうが、その後も使い続けられるかどうか確認してみましょう。

一度合格すれば一生使うことができる

自動車の運転免許は定期的に更新をしなければなりません。つまり一度取得したら一生有効なわけではなく、一定の手続きをし続ける必要があります。学校の教員免許なども同様に手続きをしないと更新されないため、以前に合格していても将来的に続けるなら更新だけはしておく必要があります。

薬剤師に関しては国家資格になっていて、国家試験に合格すれば業務が行えます。有効期限に関しては一度合格すれば一生有効になるので、期限が切れているからと再受験が必要になったりはしません。

将来のためにと学生時代に取得しておき、その数十年後に再就職のために使おうとしても問題ありません。取得は容易でないものの、機会があればとっておいた方がいいでしょう。

認定や専門職制度はそれぞれ期限がある

薬剤師として調剤薬局で調剤業務を行うぐらいであれば、試験に合格して登録していれば仕事を行うことができます。しかし病院などで特定の病気の治療スタッフとして働くとき、認定や専門職を取得することがあるかもしれません。

一度それらを取得したら有効期限はどうなるかですが、それぞれで決められていて更新が必要なので注意が必要です。認定制度などは学会などが行っているもので、ないからと言って国家資格にかかわる業務ができないわけではありません。

持っているとより高度で専門的な仕事ができ、同様の業務を継続するなら更新をしていつでも使えるようにしておくと良いでしょう。更新のために別途講習などが用意されるときもあります。

ブランクが心配な人はどうすればいいか

薬剤師の資格を取ったけれどもそのあと就職しなかった人、一度調剤薬局などに勤めたが退職をして長らくその仕事をしていなかった人などがいるでしょう。その後その仕事をするつもりはなかったが、家庭の事情で就職する必要ができてそれならと調剤薬局で働きたいと考えるかもしれません。

国家試験は一度合格すると有効期限はないので職歴がないとしても仕事はできますが、ブランクがあると仕事ができるか不安に感じるかもしれません。それなら研修センターを利用して知識を復活するとよいでしょう。

国家試験に合格した人全般に対して研修できる環境を用意してくれていて、そちらを利用すればかつての知識をよみがえらせることができるでしょう。

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