森下の万能薬剤師の転職リポート

2019年10月16日

日本で増え続ける高齢者たちを支えるために

毎年毎年日本では高齢者たちの数がどんどん増えてきています。このような状態ですから、例えば病院や調剤薬局で働いている薬剤師の数が不足してきています。それに対して病院や調剤薬局を利用する高齢者たちの数は増える一方です。ですからその不足分を埋め合わせするために学生アルバイトを雇っているようなところもたくさんあります。これからもこのような状態はしばらく続きそうな気配ですから、政府主導で医療や介護の資格を持つ人たちの数をどんどん増やしてもらうことが一番理想的な姿です。

合格率の難しい国家試験のうちのひとつです

薬剤師の資格取得については厳しい条件があります。これは合格率の難しい国家試験のうちのひとつですが、薬剤の受験資格を得るためには大学の薬学部で6年間薬学を勉強しなければなりません。普通の四年制の大学では不足であるということです。

この点十分注意が必要なのです。6年間の大学生活で一体どのくらい費用がかかるのでしょうか。それは大学によって一概には言えませんが一つだけ言えることは国公立大学と私立大学とで大きな格差があるということです

具体的に金額で示してみましょう。

国公立大学の薬学部に合格できれば

例えば運良く国公立大学の薬学部に合格できれば6年間で支払うべき費用はわずか330万円で済みます。ところが私立大学の薬学部に進学した人たちではその支払うべき費用は年間で1200万以上にいたします。ひとつには年間の授業料が高いということです。

国公立大学の授業料が年間で50万円に対して、私立大学の授業料は年間で150万円を超えます。見逃せないのは入学時の入学金と給付金です。国立大学ならば入学金だけで済みます

大学の薬学部を卒業しなければなりません

薬剤の資格は合格するのが難しい国家試験の一つですがそれを受験する前に大学の薬学部を卒業しなければなりません。大学の薬学部といっても4年生の薬学部では不足です。6年間で薬学を学べるような大学でないとなりません。

もしも4年生の大学であれば大学院に進学してさらに2年間薬学を学習しなければ受験資格が生まれないということに注意が必要です。一つだけ裏技をご紹介しましょう。それは国公立や私立大学にかかわらず4年生の大学の薬学部を卒業した人です。

この人たちが薬剤師になるためには、二通りの手段が取れます。一つ目の手段が同じ大学の大学院に進学するということです。そこで2年間薬学を勉強するのです。もう一つの手段が大学を卒業後2年間くらいの実務経験でそれを肩代わりできるということです。ですが一番確実なのはやはり6年間のカリキュラムを有するような大学の薬学部で勉強をするということです。実務経験の方は不透明な部分もありますので要注意です。いずれにしても国公立に住めば大幅な費用の節約となります。

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