森下の万能薬剤師の転職リポート

2019年10月05日

薬学に関する専門的な知識や経験が必要な職場の種類

薬剤師が製薬会社に就職をするには、有名大学を優秀な成績で卒業したり、国内の大学病院や総合病院で数年の実務経験を積んだりする必要があります。また、職種によって要求される経験年数や学歴などが異なるため、就職活動を通じて志望企業の専門性の高い職種について詳しくリサーチすることがおすすめです。

医薬品の研究に携わる職種は高度なスキルが不可欠

製薬会社に併設された研究所において、医薬品の研究に携わる職種は高度な薬学に関する専門的なスキルが求められるため、若手の求職者にとって狭き門となっています。たとえば、新薬の開発実績が豊富な外資系の会社に就職をしたい場合には、採用試験の際に学歴だけでなく過去の職歴や英語をはじめとした語学力が厳しくチェックされる傾向があるため、しっかりと対策を立てる必要があります。

また、一人前の研究者として成長をするには、周りの先輩からのフォローが重要となることから、インターンシップや職場見学などの機会を利用して、興味がある会社の研究の現場について詳しく知ることがおすすめです。なお、大学院で修士や博士などの学位を取得した人は、採用試験で有利に働くことがあるため、積極的に応募をしてみると良いでしょう。

医薬品の営業担当者は未経験者も採用されやすい

製薬会社の薬品の営業担当者は、業務未経験の人や、大学を卒業したばかりの人も比較的採用されやすく、研修を通じて業務内容を覚えやすいといった特徴があります。また、一度様々な種類の医薬品の特徴をマスターすることで、他の会社にスムーズに転職できることもあります。

そうした中、営業担当者として専門性を高めたい場合には、仕事を通じて様々な医療機関や福祉施設の関係者と接する機会が多いところや、継続的にキャリアアップを図れる制度が整っているところを勤務先に決めることがおすすめです。

高待遇の治験コーディネーターの職種も人気

開発されたばかりの医薬品の効能について臨床研究を行っている会社は全国に多くありますが、こうした会社で高待遇で働きたい場合には、治験コーディネーターの職種を選ぶことがおすすめです。治験コーディネーターの役割は、勤務先によって違いがありますが、各地の医療現場において医師や研究者、治験の対象者などとコミュニケーションを取りながら仕事を進めるため、やりがいを感じながら仕事に取り組むことが可能です。

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