森下の万能薬剤師の転職リポート

2019年09月30日

年収を取るか保証を取るかはその人しだい

パートで働く場合、ある程度配偶者の扶養に入る程度で働く必要があります。しかし、薬剤師の場合、控除の範囲内で働いたほうがいいのか、あるいは気にせず働いたほうがいいのか気になるところです。どちらのほうがメリットが大きいのか、確認しましょう。

範囲内で働く場合に考えられること

配偶者の扶養の範囲内で働くということは、年間103万円か130万円の壁が大きく立ちはだかります。配偶者として受けられるのは、納税している配偶者と生計をともにしている人で、年間の給与所得が103万円以内であることといわれています。

なお、平均的に38万円が対象となる金額です。また、健康保険や介護保険、社会保険料一切を配偶者に払ってもらえます。そのため、この範囲内で働く場合には必ずしも毎日働く必要はなく、週3回前後のパートといった形になるでしょう。

子供がいる場合には子供が学校から帰ってくるまでのわずかな時間だけ働くことになる程度とされており、ある程度余裕を持って起きたいという家庭には向いている働き方だといわれています。

範囲を気にせずに働く場合にありうること

年間給与収入が130万円を超えると、社会保険や介護保険、健康保険といった支払いが必要となるため、130万円から160万円の間で働くことは損といえます。理由として保険料や税金の支払いを自分で行わなければならず、結果として手取り額が範囲内であった頃よりも少なくなってしまうからです。

このため、160万円以上働くことが必要とされています。配偶者に万が一のことがあってもいいように、週5回くらいみっちり働くことで、税金以上の金額を手取り給与として手に入れることが可能です。

パートとして働くよりも契約社員などとして働いたほうが、月給がいいといわれています。社員登用制があるところで働けば、保険のことを気にせずに働くことができるでしょう。勤務時間や家庭内の事情と比較し、許される範囲内で働くことで手に入るお金を殖やすことができます。

年収をどれくらい稼ぎたいのか考える

子供がまだ小さいなどの理由で、年間給与所得130万円以上になることが難しい場合、どの程度で働いたらいいのでしょうか。一般的には扶養の範囲内で働ける理解ある職場を探すことが一番です。しかし、薬剤師といった職業の場合、時給が他の職業よりも高いことから休日など週1回か2回程度働くことで、ある程度の年収に達することは可能です。

働くことを希望する時に、あらかじめ面接で話しておくことで、理解してもらえる会社であれば希望通りに働くことができるでしょう。103万円以内で働くのか、130万円以内で働くのかを明確にすることが、働く上では必要といわれています。

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