森下の万能薬剤師の転職リポート

2019年06月16日

薬剤関係の大学を卒業していることが必要

薬剤師になるには国家試験に受からなければなりませんが、どれくらいの難易度となっているのでしょうか。受験する前に何か資格は必要となるのか、どれくらいの期間勉強したらいいのか、合格率はどれくらいなのかについて紹介します。

試験を受ける前に通らなければならない道がある

薬剤師になるために受ける資格試験は、医療系の資格の中でもかなりの難関とされており、難関とされています。しかも、誰もが受験できるわけではなく、一定の条件を通った物だけが受験資格を手に入れることができるため、受験する前にまずはやらなければいけないことをやりましょう。

条件としては、6年制の薬学の大学を卒業あるいは卒業見込みの人、または、海外の薬学を学ぶ学校を卒業しているか、海外の薬剤師免許を持っていて、厚生労働大臣が日本の大学で薬学を学んだ人と同等の学力があると認めた人です。

この2つの条件に入っていなくても平成18年から29年度までに4年制の薬学部を卒業して、大学院で修士か白紙の資格を持っている人も条件に当てはまります。基本的には大学で6年制の薬学部を卒業している人が受験できると覚えておけば、問題ありません。

どれくらい勉強をしたらいいのか

医療関係の資格の中でも上位に入るほど難しいといわれているため、前もってしっかりと勉強をすることが望ましいでしょう。試験内容としては、物理・化学・生物、衛生、薬理、薬剤、病態・薬物治療、法規・制度・倫理、実務の7科目で構成されています。

それぞれについて必須問題試験と一般問題試験が設けられているのが特徴です。一般問題試験は薬学理論問題と、薬学実践問題となっており、全ての問題が1問2点となっています。難易度としては大学で学んだことをしっかり覚えておくことが必要です。

また、過去問題を積極的に解いておくことや、わからないことをわからないままにしておかず、教授などに聞いて判るようにしておくといいでしょう。大学時代に定期的に勉強をしておくことで合格率は高くなるといわれています。

合格率はどれくらいとなっているのか

受験する人のうち、合格する人は6割から8割となっていますが、これは受験した年によって大幅に異なっているのが特徴です。平均的には7割程度の人が合格するといわれています。

合格するポイントとしては、全部の配点で65パーセント以上の問題を正解していること、一般問題試験で正解率が35パーセント以上、必須問題試験で正解率が5割以上となっていることの3つの条件全てを満たすと合格です。

出題範囲が広く、問題を満遍なくとかなければなりませんが、日々の努力の積み重ねによって合格率は高まるでしょう。

アーカイブ