森下の万能薬剤師の転職リポート

2019年03月23日

扶養に入るメリットとバイトの年収条件

薬剤師の仕事を探している方々は、しばしば扶養控除を気にしています。扶養に入れなくなってしまうと、税金や社会保険などの問題が浮上するからです。このためアルバイト探しをする際に、控除内で働けるかどうか気にしている方も少なくありません。

社会保険に入れる扶養と収入に関する条件

多くの主婦の方々は、夫の扶養に入っています。扶養に入るのは、主に社会保険に関するメリットがあるからです。例えば夫がサラリーマンとして働いていて、その扶養に入ったとします。その場合は、扶養に入った専業主婦は社会保険に加入できる訳です。

社保と言っても国民健康保険ではありません。夫のお勤め先の健康保険に加入する事ができます。ところが扶養には条件があります。扶養に入っている人物の収入が一定以上を超えてしまいますと、控除が発生しなくなります。

ですから社会保険にも加入する事ができません。そもそも主婦の方々は、子育ての傍ら働いているケースもあります。サラリーマンのご主人の給料だけでは足りないので、バイトで働いている主婦の方々も多いです。そのバイトの収入が一定以上を超えてしまうと、扶養に入る事はできませんから、注意が必要です。

所得税支払いのメリットもある扶養

また扶養に入っている状態は、税金に関するメリットもあります。そもそも会社勤めをすれば、本来は税金を支払う事になります。いわゆる所得税です。しかし扶養に入っている場合は、所得税の支払い義務が発生しないケースがあります。

ですからバイト先で稼ぎすぎてしまいますと、通常通りに所得税が発生してしまう訳です。家計に対する負担額が大きくなってしまうので、扶養の控除内で働きたいと望んでいる方も多いです。

年収が何円以下なら扶養に入れるか

では具体的には、薬剤師のバイトの収入を何円以下にする必要があるかというと、現時点では130万円です。ですから年収150万や180万円などの収入ですと、扶養に入れなくなる訳です。

なお扶養に関する条件は、何回か変更されています。つい最近も、その扶養に関する条件が変わりました。以前は103万円という条件になっていましたが、最近色々な見直しが行われて、結局は130万円以下なら扶養に入れるようになった訳です。

ですから扶養に入りたいなら、年収を130万円以下に調整する必要があります。幸いにも薬剤師の求人広告によっては、扶養の控除内で働ける点を明示してくれています。その控除内という表現に注目して、求人探しをしている方々も少なくありません。

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