2019年02月23日
薬剤師が管理職を目指したい場合には、部下の教育や指導を行うため、マネジメント能力を身につける必要があります。また、長期間にわたり同じ職場で働きながら薬学に関連する様々な業務経験を積んだり、スキルアップセミナーを利用したりすることも大切です。
調剤薬局など比較的小規模な事業所の中には、管理職を目指す薬剤師を対象としたサポートに力を入れているところも多くあります。特に、スムーズに管理職として必要なマネジメント能力を高めたい場合には、研修内容が充実しているところや、一人ひとりの従業員へのフォローが徹底しているところを職場に選ぶと良いでしょう。
最近では、新卒者から転職希望者まで様々な立場の求職者を迎え入れている事業所の数も増えており、じっくりと事業所ごとの待遇や仕事内容について比較をすることが大切です。また、キャリア形成のために掛かる期間については、職種や業務内容などに左右されるため、就職前に採用担当者や現場で長く働くスタッフからアドバイスを受けることもおすすめです。
マネジメント能力の高い薬剤師は、全国の医療現場や調剤薬局などで重宝されています。そうした中、将来を見据えてスキルを高めるうえで、終業後や休日を使って積極的に評判の良いセミナーに参加をすることがおすすめです。
例えば、大学病院や研究機関の関係者が講師を務めるセミナーにおいては、調剤業務に関する様々な方面の知識を身につけることができます。最近では、医療分野の有資格者であれば、リーズナブルな料金で参加ができるセミナーも少なくありません。
そこで、セミナーの主催者の公式サイトやパンフレットなどに目を通して、早いうちから同業者の間で人気の高いセミナーの開催状況について調べてみると良いでしょう。
専門性の高い調剤業務を担当できる職場は、スキルアップを目標としている求職者にとって大きな魅力があります。特に、働きがいのある職場の見極め方については、転職の経験が少ない人にとって分かりにくいことがあります。
そのため、効率良く希望条件に合う職場を見つけるうえで、必要に応じて医療分野の求人情報が豊富に掲載されているサイトを活用したり、同業者の先輩や友人などに勤務先を紹介してもらったりすることも大切です。