森下の万能薬剤師の転職リポート

2018年12月01日

職種や仕事内容を重視して勤務先を決めましょう

製薬会社に勤務する薬剤師の職種には様々なものがありますが、なるべく一箇所の職場で長くキャリアを積みたい場合には、興味のある職種を選ぶことが大切です。また、業務の最中に先輩からフォローを受けられるところや、数か月に一度の研修会やミーティングが行われているところを勤務先に決めると良いでしょう。

営業職は医薬品の様々な知識が要求される

製薬会社で営業職として働く場合には、各地の病院やクリニック、老人ホームなどで多種多様な医薬品に関する説明をする機会があるため、医薬品に関するある程度の知識が必要となります。また、開発されたばかりの新薬の効能や副作用について詳しくするには、数年以上の経験が求められるため、キャリアアップを目指しやすい環境が整っている会社を見つけることが大切です。

最近では、営業職のスタッフを対象に、定期的に自社が扱っている医薬品の特徴について学ばせるために業務研修を行っている会社も多くあります。そこで、志望企業を選ぶにあたって、入社後の研修の取り組みについて時間を掛けて調べてみましょう。

研究開発職は修士や博士の学位が必要となることも

医薬品の研究開発職に就くには、薬学の修士や博士などの学位が必要となることも珍しくありません。特に、新薬の治験に携わるスタッフについては、高度な専門性が要求されるため、キャリアアップに繋がる教育制度が整っている会社を見極めることが重要となります。

大手の会社においては、自社内で優秀なスタッフを育成する目的で、外部の医療機関や研究機関と連携をしたり、従業員を対象に医師や研究者による講演会を実施したりするところも増えています。また、研究開発職として一人前に仕事を進めるためには、数年から十年程度の期間が掛かるため、体系的な研修を受けられる会社を探すことが大事なポイントです。

事務職は新卒者や第二新卒者も無理なく働きやすい

製薬会社の事務職は、薬学に関する専門的な業務を任されることは少ないものの、薬学部を卒業したばかりの新卒者や第二新卒者も無理なく仕事を覚えることができるというメリットがあります。また、事務職を経て医薬品に関する様々な職種にキャリアチェンジができる会社も増えています。

そのため、事務職として働きながら将来的に他の職種にチャレンジをしたい場合には、調剤業務や服薬指導などの専門的な知識や技術を習得することがおすすめです。

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