2018年10月26日
薬剤師の中にはスキルアップとして留学する人が増えています。働きながら大学院に通学したり研修に参加することができ、さまざまな国を選択することが可能です。留学先で学んだことを帰国してから大いに発揮することができます。
外国の医療事情などを勉強したり、薬学を研究するため海外にある大学の薬学部を目指す人たちが増えています。留学するにはいくつか方法があり、幅広い世代の人がチャレンジしています。
基本的に資格はその国で利用することができ、医師や看護師といった人命に関係する職種の資格は対象国のみで使用することが可能です。一般的に海外免許は存在しないのですが、自国の薬学部をきちんと卒業していると認められるケースがあります。
例えば外国人向けの試験を受けたり実習を行ったり、博士コースを終了した後インターンを経験し試験を受験することができます。アメリカやヨーロッパでは日本の薬学部の単位が認められており、大学院から入学することが可能です。国によって受験資格などが異なるので、事前に情報を収集しておくことをおすすめします。留学する場合は英語力が必ず必要です。日常生活はもちろん、専門的な内容も理解するためかなりの語学力が求められるでしょう。
海外の大学において薬学に関係する教育を6年以上受けると、日本での免許のための受験資格が与えられます。臨床研修などの年数も含まれることもあるでしょう。日本において中学・高校を卒業していないなら、日本語能力試験の1級を受験し合格しなければいけません。
国外研修制度のある大学も1週間ぐらい短期間研修に参加したり、1年単位の長期留学などを行っている大学や薬局などもあります。外国の薬学に興味があるなら、このような制度を利用する方法もあるでしょう。留学する際、しっかりした目標を立て留学をスタートすることが大切です。
きちんと授業についていったり、研究に加わることによってスキルアップすることが可能です。医療や看護などの知識を吸収することによって、キャリアアップにも貢献することができるでしょう。医療系大学の場合は寮が完備されているケースが多く、より学業に集中することが可能です。
留学に必要な費用として、理科系の大学・大学院は文系と比べるとやや高めになります。アメリカやヨーロッパならだいたい250万円〜350万円ぐらいの学費が必要です。大学院の場合はだいたい300万円〜450万円ぐらいの学費になるでしょう。
寮費や食費などがプラスされるので、かなりの金額になります。夏季休暇といった長期休暇を利用し研修などに参加する場合、追加の費用が必要です。内容によって100万円以上になることもあるので注意が必要です。留学することに興味があるがコスト面で諦めている人も多くいます。
国外における研修制度がある薬局などに就職すると、留学の夢を叶えることが可能です。転職サイトなどを利用すると国外での研修制度がある施設などをチェックすることができるので、気になる人は確認することをおすすめします。