森下の万能薬剤師の転職リポート
2018年07月21日
薬剤師が長期的なキャリア形成をするためには、スキルアップのサポートをしてくれる職場で長く働くことが何よりも大事です。例えば、体系的な教育制度が用意されているところを職場に選ぶことで、年齢や経験年数などにかかわらず、安心して仕事を続けることができます。
医療スタッフの教育制度がしっかりとしている病院においては、年齢や実務経験、役職、資格の取得状況などに応じたサポートが行われています。特に、新卒者や中途採用者がスムーズに職場で仕事を進めるために、管理職や先輩スタッフによる万全なフォローを行っている病院を職場に選ぶことで、順調に経験を積むことができます。
最近では、雇用形態や勤続年数などにかかわらず、個別の教育プログラムの作成をしている病院も増えているため、業務を通じて少しずつ知識や技術を身に着けられるようになっています。
製薬会社の中でも、薬学部を卒業したばかりの新卒者を対象とした研修を強化しているところは、大学生の間で人気の就職先として位置づけられることがあります。また、実務に役立つノウハウを習得するためには、ある程度の時間が掛かることがありますが、半年から一年程度の長期間にわたる教育を受けられるところで働くことで、一人前の医療従事者として成長をすることができます。
製薬会社の社員の待遇は、職種や勤続年数、業務内容などに大きく左右されますが、将来的に管理職を目指したい場合には、新人だけでなく中間管理職などの研修に力を入れている会社を探すことが大切です。
ドラッグストアの薬剤師の仕事は、通常の調剤薬局とほぼ同じですが、店員の数が少ない店舗においては、品出しやレジ打ちなどの業務を担当することもあります。大手のドラッグストアでは、医療スタッフを対象とした業務マニュアルを用意しているところもあり、経験や能力などに自信がない人でも、日々の業務を経て着実にスキルを身につけることが可能です。
最近では、総合病院や薬局などでの経験が豊富なスタッフを好条件で雇い入れているドラッグストアも増えております。そこで、給料や福利厚生などにこだわりがある場合には、医療分野の求人の件数が多いサイトを使ったり、身近なところにある店舗に直接問い合わせたりすることがおすすめです。
