森下の万能薬剤師の転職リポート

2018年07月05日

転職時に役に立つ給料に関する情報

薬剤師として働いている人の中には、様々な理由で転職を考えている人がいるのではないでしょうか。働く場所によってもらえる給料の金額が異なってくるため、納得できるレベルであるのか事前に確認しておくようにしてください。

病院で働いた場合の給料のレベル

病院で勤務する薬剤師の平均年収は約522万円だと言われています。この仕事に満足している人のコメントを確認してみると、残業量が少なくてワークライフバランスがとりやすいという声が寄せられています。

満足していない人のコメントを確認すると、仕事内容よりも給料の金額に満足していない人が多いことがわかります。給料アップを目指すのであれば、残業する量を増やしたり役職に就いたり、資格を取得して職場に評価してもらうことが必要になるようです。

薬局長といった責任のあるポストに就けば、年収700万円を目指すことも不可能ではありません。

調剤薬局で働いた場合の給料レベル

調剤薬局に勤務した場合の平均年収は約534万円で、病院で勤務するよりも少し多く稼げることがわかります。ちなみにこの調査の中にはドラッグストアの調剤部門で働いた人のデータも含まれています。

給料が高くなるほど高い満足度を感じている人の割合が多くなり、約40パーセントの人が満足して働いています。一方で満足していない人のコメントを確認してみると、仕事量の多さや特定の曜日にしか休めないといった不満の声が寄せられています。

経営者になれば1000万円以上を目指すことも不可能ではなく、経験を積んでから独立を希望する人もいます。しかし給料の高さに比例して満足度も高くなっていくかと言えば、そういうわけではないようです。

どの職場にも共通して言えること

この調査は北海道から沖縄に在住する25歳から65歳の男女データに基づいて行われていますが、年齢によっても給料の金額が異なります。年齢が上がるにつれて経験が豊富になるため、給料水準も高くなる傾向があります。

しかし30代や40代であっても責任のあるポストで働いている人は、高い給料水準を目指すことが可能です。ここで紹介した職場だけではなく、一人で独立して働ける一人薬剤師という働き方も注目されてきています。組織に属して働いたり人間関係のわずらわしさが苦手だという人におすすめの働き方です。

職場に満足することができなければ、このような働き方も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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