森下の万能薬剤師の転職リポート

2018年06月28日

女性が長く安定した収入を得られる職業

薬剤師は、安定した収入を得られることや女性が長く働くことができる仕事として、人気の職業の1つです。ここでは、なるための道のりや就労先としてどのような場所があるのか、気になる収入についても詳しく見ていきます。

なるまでの道のりは険しく長い時間がかかる

最初に、なるための道のりから見ていきましょう。この仕事は国家資格であるため、国家試験に合格する必要があります。その国家試験の受験資格は、6年制の養成課程をもつ大学の薬学部を卒業することです。かつては薬学部は4年間かけて学んでいましたが、平成18年4月以降の入学生から6年制の養成課程を卒業しなくては、国家試験の受験資格を得られなくなりました。

そのため、6年間の学生生活にかかる学費は多く、私立大学の薬学部ともなると、6年間の勉強にかかる費用は1200万円以上するところもあるようです。一方、国公立大学の場合は6年間にかかる学費は350万円と、私立に比べれば安いですが、その倍率も偏差値もともに高く、難関となっています。

就労先としてどのようなものがあるのか

この仕事の就労先は様々です。医師から処方された処方箋に従って、薬を調合したり副作用などを説明するなど、患者に薬を安全に正確に供給する立場として調剤薬局や病院で働く人もいれば、製薬会社に就職して、薬の知識を生かして病院をまわるMRとして働いたり、新薬を開発する研究職として働く人もいます。

また、市販薬を販売するためには必ず薬剤師が在籍しなければならないため、ドラッグストアで働く人も少なくありません。ドラッグストアは全国的に増加しており需要が高まっています。

また、多くはありませんが、麻薬取締官や保健所の食品衛生監視業務に就くなど、公務員として働く人や大学の研究機関で働く人もいます。

収入は、全体的に高く実力次第でそれ以上も狙える

最後に収入を見ていきましょう。この仕事は専門性が高い上に、医療現場を支える仕事である以上責任は大きいことから安定した収入を得られる仕事です。大手の薬局や病院に就職した場合、新卒の社員の平均年収は400万円となっています。

全体の平均年収は520万円ですが、大手のドラッグストアで店長として勤務した場合は、これよりも高い年収が得られるようです。製薬会社に就職した場合も年収は高く、MRなど実力主義の職場であれば年収が1000万円以上になる人もいるようです。

また、結婚や出産などを機に仕事を辞めた人も、子育てがひと段落してからパートとしてドラッグストアで勤務する人も少なくありませんが、普通のパートの仕事に比べて時給は高いため、薬剤師は女性が長く安定して働けることができる仕事であるのは間違いないようです。

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