森下の万能薬剤師の転職リポート

2018年06月07日

医薬品の調合をしたりする縁の下の力持ち

院内で働く医薬品の国家資格を持つプロたちは、医師や看護師ほど患者からしたら目立つ存在ではありません。しかし患者たちに必要な医薬品を調合したり、入院患者の様子を見に行ったりと、陰で大きな力を発揮しなくてはならない存在です。

スタッフが一丸となって調剤や接客にあたる

大学を卒業して国家資格の薬剤師ライセンスを取得した人たちの多くが最初に就職先として選ぶのは、1日を通して調剤をする調剤薬局です。もちろん転職先としても人気が高い場所であり、ドッグストアのような日用品を販売したりするような雑務はありません。

朝の開局の準備を全員で行いミーティングをして情報の共有や連絡事項も欠かしません。処方箋の数が多くなり始めるのはお昼前であり、スタッフ全員が一丸となって落ち着いて間違いなく調剤や接客を行います。お昼はスタッフが交代でとりますので、お昼の時間が取れないことはありません。

処方箋を持ってくる人のピークはお昼前から14時過ぎまでであり、15時を回るとだんだんと人は減り落ち着きが戻ります。

患者さんにも看護師にも医薬品情報の提供を

薬剤師の転職先として病院も定評がありますが、院内製剤は院の中での調製で病院内で使う製剤です。院内での有資格者の仕事内容としてはいくつかに分かれていて、患者さんのための医薬品調剤を行い、患者さんたちの状態は大丈夫かの確認をして、医薬品の情報提供をします。

それぞれの患者さんに初歩されるお薬は違うので、その人の体調にも合った医薬品の量であるかも確認したり、飲み合わせなどの確認も仕事です。患者さんの状態をチェックするというのは、院内に入院をしている患者さんたちに向けてのことであり、様子に変わりはないかを見に行きます。

医薬品に関わる説明は患者さんにももちろんしますが、新しい医薬品も次々登場をしますので、働く看護師さんたちにも医薬品の情報提供を行うことは必要です。

縁の下の力持ちとして医薬品を担当する

病院へ転職をするのが初めてであれば、薬剤師の1日はどのようなスケジュールになるのか、調剤薬局とはどう違うかも知っておくことです。院内で働く医薬品のプロたちは、あまり患者さんの目には触れることはないですが、院内薬品を支える縁の下の力持ち的な仕事をしています。

朝8時台には働くスタッフ全員での調整を行い、9時からは患者さんたちへの医薬品の説明、お昼休みはしっかりととることができて、午後は13時くらいから業務開始です。カンファレンスへ参加をしたり、内服薬や注射薬に抗がん剤調整などの準備を行ったり、入院している患者さんのところへ行くこともあります。

夕方には患者さんたちに必要な医薬品量を計算したり、医師への提案を行ったり委員会への参加や指導記録の記入など充実の業務です。

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