2018年03月17日
薬剤師は資格を要する職業であり、誰もが簡単に就くことができるわけではないので、給与など条件が良い働き先が多くなっています。働き先による違いももちろん大きいですが、薬を処方するというのがメインの仕事内容となっています。
処方せんは、医師によって患者の病気の治療に必要な薬の種類や量、そして服用法が書かれている書類となっています。医師から受け取った処方箋を、内容が適正であるか確認した後に調剤することが薬剤師の役割の一つです。
患者の薬物治療を行う上で重要な役割を担っており、調剤業務は責任が重大な役目ということは頭に置いておくようにしましょう。医療機関との連携がうまくいっていないと、疑問に感じることがあってもなかなか医師に問い合わせがうまくいかなかったり、新たな新訳が出ていて対応することができないなどのリスクもあるので、医療機関との連携は常にしっかりと行うように心かけておく必要があります。
ただ処方した薬を患者に渡せば良いというだけではありません。服用する際の注意の説明もしっかり行うことが、重要な役割となってきます。患者さんの中には、持病があったり日頃から飲んでいる薬があるという人もいますが、病院では緊張から医師には伝えることかできなかったというケースもあります。
そう言った時のためにも、お薬手帳などを見て本当に処方して問題はないのかということも確認しておかなくてはなりません。本来ならば良い効果をもたらす薬でも、飲むタイミングや量を間違えてしまうことで効果を発揮しなかったり、命や健康を脅かしてしまう可能性もあるので、しっかり説明しておくようにしましょう。
処方箋は医師から受け取るものということもあり、間違いはあるはずはないと考えてしまいがちです。しかし医師も人間であり、ごく稀に見落としや間違いがあるケースもあります。その際に、そのまま患者に処方してしまうと取り返しのつかないトラブルになってしまう恐れもあります。
それを避けるためという意味もあるので、しっかり内容をチェックしておくようにしなければなりません。少しでも疑わしい内容の時には医師にすぐに確認することが必須となってきます。
患者に最終的に薬を処方するのは薬剤師の役目であり、それと同時に最終チェックという役割を果たしているということも忘れないようにしましょう。